SSブログ

終端があいまいな大洗鹿島線(鹿島臨海鉄道) [ローカル線]

茨城県県庁所在地の水戸駅のホームの端っこに、この鹿島臨海鉄道の起点はありました。JRの特急や鈍行列車が横を行き交う中、ディーゼルの音をぶんぶんうならせながら2両編成の列車が入ってきます。
大洗鹿島大洗駅02-1.jpg
折り返し列車かと思いきや、乗客を降ろした後さっさと上野方面に回送され、替わりに鹿島神宮行きの列車がやってきました。
ほどなくこの列車の観光地の一つである大洗駅につきました。
大洗鹿島大洗駅01-2.jpg
ここは海水浴客も訪れる町ですが、さすがに訪れた時期が2月だったのでその類の乗客は皆無でした。
その後鉾田というこの線では比較的大きな町を通り、「臨海鉄道」とは言うものの太平洋より北浦という湖の方に沿って南下していき、最終的に鹿島神宮駅にたどり着きました。
大洗鹿島大洗駅03-1.jpg
途中の景観はローカル色満載ではありますが、何となくこのローカル線は前述の小湊鉄道やひたちなか海浜鉄道のような扱いを受けない地味な存在になっているようです。
実はこの鉄道の終端にあたるのが「鹿島サッカースタジアム駅」なのですが、この駅はサッカーの試合が無いと通過してしまい、そこからJRの鹿島線に入り込みJRの「鹿島神宮駅」が列車の終点となっている実に変わった鉄道なのです。大都会水戸を出て海水浴場の大洗を過ぎてやっとローカル色が出てくるのですが、鹿島近くになると工場地帯になり線路も輻輳してきます。そしてイベント会場駅を通り過ぎると写真の通り鹿島神宮駅の近代的なホームに入り込んで行くわけですが、鉄道ファンも何か最初と最後がローカルになり切っていないので折角の途中の景色も記憶が曖昧になってしまっているのではないでしょうか。
鹿島神宮駅でもこの鹿島臨海鉄道の列車はJRから「おまえはここまでしかこれないんだぞ」というよそ者扱いを受け小さくなっているような風貌に見えてしまいます。折り返しの水戸行きの列車がホームから出ていく姿は、いかにも「さっさと家に帰ろう」というようにも見えました!
タグ:終端駅
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。