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昭和SL回顧-九州肥薩線大畑駅 [ローカル線]

「肥薩線大畑駅」と聞いて唸る人がいたら、その人は相当の鉄ちゃんです。
ここには山岳鉄道として重要なアイテムである「スイッチバック」と「ループ線」双方を備えた全国でも非常に珍しい駅です。(ちなみにこの駅名は「おこば」と読みます。)
昭和46年に行った時の大畑駅の写真ですが、名所案内に「ループ線」と書かれており、はっきり言ってそれ以外何もない駅です!(当時は)
06大畑07.jpg
06大畑08.jpg
スイッチバックは列車が前進、後進をジグザグに繰り返して勾配を上り下りしていく方法で、これははっきりと目視で認識できるのですが、ループ線というのは今まで来た道を大きく円を描いてその上を通っていくという姿で、これは山間部だとトンネルや様々な遮蔽物があるので「これがループ線」とは分からない場合もあり、この大畑駅もループのスケールが大きすぎてよく分かりません。
ただ、「大きく回っている」という事がわかる例は次の2枚の写真でお分かりと思います。(遠くに左に向かっている汽車が手前に来ると右に向かって走っている)
06大畑04.jpg
06大畑05.jpg
やはりここは勾配がきついので1台の機関車では心もとなく、後ろからもう1台の機関車が押して走るという光景も結構ありました。
06大畑13-2.jpg
またこの写真のように客貨混合列車と言って客車の後ろにぞろぞろと貨車を繋いでいる列車も数多く走っており、当時から乗客が多くない所での効率運用をしていたようですね。
この時はこの場所にほぼ一日写真機を構えて駐留していましたが、本当に美しい山々の中を必死に走る機関車を見ていて1時間に1本あるかないかの待ち時間が多くても全く苦にならない一日でした。SLが無くなった今でもいい味を出している駅だと思います。

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