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名演奏の発見-内田光子のモーツァルト協奏曲 [クラシック音楽(オーケストラ)]

以前はこの「内田光子」というピアニストをそれほど意識していませんでした。
日本だけでなく世界で活躍している日本人アーティストとしては理解していましたが、特に好き嫌いもなく放っておいたような存在でした。
ところが、ある時「Mozart on Tour」というブルーレイ映像を買って漠然と流していたら、この内田光子の演奏する「モーツァルト ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」」を聴いて思わず目を見開いてしまいました。特に第3楽章の冒頭です。その歯切れの良さ、軽快さ、爽快感。バックはジェフリー・テイトの指揮によるザルツブルグ・モーツァルテウム合奏団によるものですが、あまりの内田の快走についていくのに必死な演奏でした。これを聴いてそれまでも多少気に入っていたこの曲がモーツァルトのコンチェルトとして最高の番付になってしまい、さらには「内田光子」というピアニストを再認識してしまいました。
では、という事で彼女の2回録音されたCDを購入したのですが、演奏そのものは良かったもののこの映像での演奏に勝るものではありませんでした。(ジェフリー・テイト/ヨーロッパ室内管弦楽団版と内田光子ピアノ・指揮兼務のクリーブランド管弦楽団版)どちらもややおとなしめの優等生的演奏なので、この人は恐らく「本番での演奏」に真価を見いだせる人なのかなという気がしました。
内田光子モーツァルト2.jpg
この「モーツァルト・オン・ツアー」という映像は以前NHKのEテレでも一部放送され、なかなか良い番組と思っていたのですが、まさかこんな名演が収められていたとは思ってもいませんでした。
この番組はアンドレ・プレヴィンが監修しており、自身も指揮、ピアノの演奏もしてたり、また当時の若手有名ピアニストを惜しげもなく使っていたので、これは「ぜひモノ」です。
ただ大問題が一つ。ブルーレイディスクでは「日本語字幕が無い」のです。(DVD版ではあったらしいのですが。)演奏そのものは字幕不要ですが、そもそもモーツァルトの生涯で各地に旅をした事をテーマとしてそれぞれの場所での解説つきの映像なので、いくら「英語の勉強になる」と言っても限界が、、、。
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