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隠れた名曲紹介-フルーティスト憧れの名曲、プーランクのソナタ [クラシック音楽(その他)]

プーランクという作曲家はご存知でしょうか?もし知っていらっしゃっても、どんな曲をご存知か、と言われると「はて?」と思われる方が殆どではないでしょうか。
近代フランス6人組の一人と言われており、時代的にはドビュッシー、ラヴェルの後の時代です。6人組とはこのプーランク、の他オネゲル、ミヨーといったバリバリのクラシックだけでなくオーリックという「ムーランルージュの歌」というとてもきれいなポップス調の曲を作った人も含まれています。
このプーランクでは、何といってもフルーティストが憧れる「フルートソナタ」があり、曲自体もとても流れるような美しい曲です。
全3楽章を12~3分という短めの長さであっという間に吹ききってしまうような曲ですが、随所にフルートの魅力あふれるメロディーやテクニックの披露があり、プーランクの作品としては超入門曲かもしれません。私自身もフルートを吹いておりましたので譜面を取り寄せましたが、近代作曲家にしては超難関な曲と言うほどではありません。しかし表現力や音の流麗度を求められる曲なので、トータルとして結構難しい曲です。
プーランクフルートソナタ譜01.jpg
演奏としては、やはりゴールウェイが来日時によく演奏していましたが、これに勝るものが無いと思っております。しかしながらゴールウェイのこの曲のピアノ伴奏による純正品(?!)の録音が見つからず、オーケストラ伴奏に編曲したバージョンがありますがちょっとイメージが違ってしまいます。今は様々なフルーティストが録音していると思いますが、盤石なのはやはり「エマニュエル・パユ」の演奏でしょう。昔の録音ではフランス人のデボストが当時の一押しでした。当時のレコード盤です。
プーランクフルートソナタ盤01.jpg
最近「プーランク全集」が20枚のセットながら非常に廉価でCDで出され、このデボストの演奏も含まれていたので思わず買ってしまいましたが、これまた「余計なもの」を買ってしまったという結果となりました。というのも聞きたい部分がほんの4~5枚であり、まだ残りの15枚程度はケースからも出ていません。
プーランク全集01.jpg
さらにこのCDを聞く事に妨げとなるのが、実はこの全集、解説書が「フランス語」のみなのです。微妙に英語と単語の綴りが違ったりするため、ピアノ曲から管弦楽曲、室内楽、そして歌劇や歌曲まで入っている中で、どこに何が収められているのかを探し出すのに非常に悪戦苦闘しました。結局通販のHPから日本語で書いてあるリストをコピペしてそれを見ながら探してます。こういった背景もあるので多分未聴の10数枚はいつまでたってもCDプレーヤーに乗らずに終わりそうです、、、。
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