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東京駅名寺社散策-京浜急行で行く城南地区の名所(泉岳寺、穴守稲荷) [旅行記]

京浜急行と言うと品川を出発する横浜、横須賀、三浦半島へのアクセスと思っていらっしゃるでしょう。それでほとんど当たりなのですが、泉岳寺~品川間も立派な「京浜急行」の鉄路なのです。この渡り線のおかげで成田空港と羽田空港が一本でつながることも出来て、羽田空港から銀座地区まで一気に行けるようになりました。
さてその起点になる泉岳寺駅ですが、京浜急行との接続ができる前は非常に地味な駅でした。
今も駅の入り口等はそれほど目立つ存在ではありません。
泉岳寺駅01.jpg
国道1号線に面した駅出口から国道に対し直角に西方向に行き、道なりに行くと北方向に大きく曲がるのですが曲がらずにまっすぐ行くとその「泉岳寺」はありました。ちょっと横を見ると高輪地区のきれいなマンション群も見えるのですが、そんな中に結構大きな敷地に泉岳寺は鎮座しています。
泉岳寺01.jpg
門を入ってすぐに本堂があります。
泉岳寺02.jpg
大石内蔵助の銅像もあり、さすがに「赤穂浪士の寺」としての威厳が光っています。
寺の脇にはその赤穂浪士の墓所に繋がる道もありました。
泉岳寺03.jpg
境内は「港区の国道そば」とは言え非常に静かで厳かな雰囲気にあふれており、気分を落ち着かせるにはいい場所ではないかと思います。ただ、12月の討ち入りの前後はやはり相当の参拝客でごった返すらしいですが。
さて、泉岳寺から「急行」の羽田空港行きの電車に乗ると、次の目的地「穴森稲荷」まで一本で行けます。急行電車は京浜蒲田から終点まで各駅停車となるため、この「穴守稲荷」駅も停車します。
穴守稲荷駅01.jpg
ここは泉岳寺とは全く対照的に地元の商店の街並みが駅を降りるとすぐに見えてきます。
細い路地をいくつか曲がって行くと、その穴森稲荷神社が出てきました。
穴守稲荷01.jpg
「穴守」の意味は、江戸時代に新田開墾の際、この羽田近辺の開拓で大水に襲われ、堤防に大きな穴が開いたものの、その後祠を祀ったところ水が引いた、とのいわれから来ているそうです。
結構小さなお店や工場、住宅がひしめきながらも境内は静かで落ち着いています。時より羽田空港を離着陸する飛行機の音も聞こえはしますが、それほど気になりませんでした。(ただ自分は飛行機好きなので意識していませんでしたが、騒音に悩まされている住民からすれば気になっていらっしゃるかもしれません。)
羽田空港にビジネス、レジャーで行かれる人は多分この2つの駅を通過している方も多いと思いますが、時間があるときにちょっと途中下車していただいても良いのではと感じる空間でした。
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東京駅名寺社散策-東急世田谷線沿線 豪徳寺、松陰神社はけっこう偉大! [旅行記]

東急世田谷線と小田急線の交差する所に駅があります。小田急線では「豪徳寺」駅、世田谷線では「山下」駅。どうして同じ名前でないのか非常に疑問に思っていました。調べると生い立ちで駅が出来た順と駅の合併が微妙に絡んでいるらしいです。でも実際行ってみると違う面で納得する部分がありました。
それは後述するとして、まず小田急線の豪徳寺駅で降ります。
豪徳寺駅01.jpg
駅から豪徳寺に向けて歩くとちょっとした商店街があり、そこに目立つシンボルが。
豪徳寺03.jpg
豪徳寺は井伊直孝という大名が猫に連れられ寺に入って行った所で雷雨に見舞われ和尚の話を聞きながら雨宿りが出来たことで感激し井伊家の菩提寺となり、その猫にあやかり招き猫のルーツとなったそうです。
豪徳寺の門までたどり着くと非常に偉大な門がお出迎え。
豪徳寺01.jpg
境内の中も非常に広々としており、本堂も大変威厳のある立派なつくりでした。
豪徳寺02.jpg
招き猫がたくさん置かれているのはネットにもいろいろ写真が出ています。(ここでは割愛します。)

そして世田谷線に乗ろうと地図を見ると、「宮の坂」駅の方が豪徳寺駅の乗換駅の「山下」駅よりも近い事が判明、宮の坂駅まで行きました。
東急世田谷線宮の坂駅01.jpg
先ほどの「豪徳寺駅」の謎ですが、もし世田谷線の山下駅を「豪徳寺」にしてしまうと、それよりも近い宮の坂駅があるのに豪徳寺に行く人が余計な道のりを歩かなくてはならない、でも宮の坂駅を「豪徳寺」と名乗ると小田急線の乗り換えのお客様に誤解を起こす恐れがある、と思った次第であり、苦渋の選択だったのかもしれません。
そこから3駅三軒茶屋寄りに「松陰神社前」があり、勿論近くに松陰神社があります。
松陰神社前駅01.jpg
駅から松陰神社までは細い道に商店街が並び、ほどなく行くと松陰神社の入り口がお目見え。
松陰神社01.jpg
細かな街並みの出口がど~んと大きな参道になっており、偉大さを感じてしまいました。
中に入ると大きな社が見えてきます。吉田松陰の紋所の卍が目立ち、一瞬「ナチスドイツ?」と思ってしまいそうです。
松陰神社02.jpg
その横に小さな小屋があり「松下村塾」と書かれていました。
これは山口県萩市の松陰神社に置かれている「松下村塾」をそのまま東京に複製を置いたようです。
松陰神社03.jpg
ここに訪れたのが数年前で、ちょうどNHKの大河ドラマが幕末の吉田松陰系の話だったので参拝客や御朱印集めの観光客もそこそこ来ていました。

今回の2つの寺社は世田谷の住宅街の一角に結構大きなスペースで鎮座していたので、とても偉大な存在に思えました。ここも東京の主要駅からほどなく行けるので、ちょっとした気分転換、骨休みに良いかもしれませんね。
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東京駅名寺社散策-東横線妙蓮寺、祐天寺 [旅行記]

東急東横線には「寺」と名の付く駅が2つあります。横浜市の「妙蓮寺」と目黒区の「祐天寺」です。
どちらもそれぞれのお寺が近隣にあることから付けられた駅名です。

まず「妙蓮寺」
日蓮宗のお寺ですが、この「妙蓮寺駅」を降りたらいきなりお寺の入り口の門が構えています。
妙蓮寺01.jpg
妙蓮寺02.jpg
比較的広い駐車場があり、本堂もすぐ見えました。
妙蓮寺03.jpg
駅とお寺が本当に直結しているようでちょっとびっくりしました。
なかなか威厳がある風情で、奥行きも広そうです。斎場もあるので地域のお寺として大事に扱われているように思われました。
妙蓮寺駅の街中は線路を隔てて逆側に広がっており駅前商店街から住宅街に続いていきますが、こちらのお寺側はこのお寺がドーンと構えている構図です。なので駅からの「参道」的なイメージはなく、いきなりお寺というイメージですね。

もう一つの祐天寺ですが、ここは駅降りてから5~6分程度徒歩になります。
祐天寺01.jpg
駅からそれほど広くない道を歩いて駒沢通りの方向に行きますが、この狭い通りに路線バスも運航しているので、バスの運転手も大変だな、とまず思ってしまいました。
そして駒沢通りを少し歩くと祐天寺が通り沿いに出現します。
祐天寺02.jpg
中に入ると樹木もきれいに整えられ、一瞬にして都会の喧騒から離れられる佇まいです。本堂は門を入ると正面に座しており、そこまでの道もそれほど長くはないですが落ち着いた雰囲気です。
祐天寺03.jpg
本堂から駒沢通り側を見ても、それほど車の音もあまり気にならないほど静かな面持ちです。お寺の配置等もよく配慮されているように思えました。
祐天寺04.jpg
ここまで狭い通りを車に気を付けながら歩いてきた道のりとは想像がつかないほどの落ち着きでした。
境内の横には附属の幼稚園もあり、地元の子供たちが通っているようです。

この2つの駅名を持つお寺は「観光地」というよりも地元に根差したお寺というイメージでした。
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東京寺社名駅散策-九品仏 [旅行記]

東京を中心とした首都圏には駅名に「寺社」が付いているところが比較的多くあります。
その駅と名前の寺社を訪問した際の写真をご紹介します。
まず「九品仏」です。そもそもこの読み方が分からない方も多いかもしれません。
「くほんぶつ」と言って本当の寺社の名前は「浄真寺」というお寺ですが、そこには3つのお堂にそれぞれ3体の仏様がまつられているので俗に「九品仏」という名前で呼ばれています。
早速九品仏駅に行くと、今では珍しい「ホーム長が足りなくて1両分ドアが開かない駅」でした。
自由が丘のすぐ隣の駅であり自由が丘駅からも楽に歩ける距離ですが、ここはやはり「九品仏駅」から行くことが礼儀では?と思います。若者で賑わう自由が丘と全く雰囲気が異なる静かな駅です。
九品仏01.jpg
目的の浄真寺は駅を降りるとすぐに参道が見えてきます。この参道も非常に雰囲気の良い通りで、浄真寺の入り口に辿り着くと「九品仏浄真寺」という名前が凝った字体で書かれた門がお出迎えです。
九品仏02.jpg
中は非常に樹木が多く静かな「パワースポット」的なたたずまいで、自由が丘の賑わいがうそのようです。ここは「奥沢城」というお城の城跡でもあり、その案内のすぐ先に鐘楼がありました。
ここはいつでも静かできれいなのですが、とにかく行くとしたら「紅葉」の季節です。モミジ、イチョウが実に見事に色づきます。
九品仏03.jpg
九品仏04.jpg
九品仏05.jpg
都心に近く秋ではまだ暖かいので紅葉の季節は12月に入ってすぐの頃が一番の見ごろです。
ここの紅葉を見て本堂にお参り、そして9体の仏様にもご挨拶をして、参道出口そばにある「蕎麦屋」で「お蕎麦」を食するのが家内とのルーティーンになってしまいました。
日光等にわざわざ出かけなくてもこんなに綺麗な紅葉が見られるのであれば十分のような気がする九品仏でした。

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五色不動尊:目黒(不動前)-NHKバラエティ番組で知識向上! [旅行記]

お待たせしました!五色不動尊の中でも最も華やかな「目黒不動尊」です。
NHKの「ブラタモリ」の番組でこの「目黒」を取り上げられたとき、「目黒不動尊は江戸のリゾート地」というお題目でした。この不動尊には様々なご利益の仏閣等があるだけでなく、訪れる参拝客目当てに様々な商店が参道に軒を連ねていたようです。また最近の同じくNHKの「日本人のおなまえ!」でもこの目黒の黒は田んぼの畔を「くろ」と読んだ事から来ているとのお話もありました。どこまで真実かは別として、何となく面白く拝見しておりました。
さて、早速目黒不動尊に行きますが、駅で言うとやはり東急の「不動前」になります。
前回の「目青」の三軒茶屋から移動するには意外と面倒で、直線距離はそれほど遠くないのですが電車だと最低2回は乗り換えなくてはなりません。
小さな駅前商店街を抜けだらだらとした傾斜の少ない坂道を登っていくと「やつ目の西村」という鰻屋がもうもうと煙を出しながら通りがかりの人にも焼いている姿を見せています。この鰻屋はよくウナギの稚魚が減少した時の鰻屋側の立場としてのインタビューをテレビ局から受けている店です。
その鰻屋の角を曲がると大きな仁王門。ここのお寺は「瀧泉寺」という天台宗のお寺です。
目黒不動00.jpg
その先には「男坂」と言われている階段があり、常緑樹に覆われた先に本堂が見えます。
目黒不動005.jpg
坂を上がるとどーんと本堂がお出迎え。五色不動尊の中で最も大きな存在感です。
目黒不動01.jpg
大晦日の夜は初詣客でごった返しています。これはまさに12月31日11:59分頃の写真です。
目黒不動05.jpg
春は桜がキレイに咲き誇ります。
目黒不動03.jpg
もしこの時期に目黒不動にお越しならば、帰り道はぜひ「かむろ坂」からお帰り下さい。桜のアーチが見事で、近隣の「目黒川の桜」に勝るとも劣らない風景です。
目黒不動かむろ坂01.jpg
先ほどの鰻屋を曲がらずに仁王門を背にしたまままっすぐ坂を上り、最初の信号がそのかむろ坂との交差点です。
今回は地元という事もあって写真大サービスでした!!



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五色不動尊:目黄(三ノ輪、平井)、目青(三軒茶屋) [旅行記]

前回は紅白を紹介しました。今回は黄色と青です。
青は東急世田谷線で若干紹介しましたので、まず黄色から。
といっても黄色はなぜか2カ所あります。何故2カ所なのかは諸説あるようですが、それは割愛します。
前回目赤の駒込からの移動を考えると、まず「三ノ輪」の目黄から行くのが良いでしょう。
本駒込駅から南北線で王子まで出て、そこからのんびり都電で終点の三ノ輪橋まで行きます。
三ノ輪橋からはそれほど歩かずに目的の永久寺に着きます。大通りに面しているのですが、外から見ると「寺社」のイメージではなくちょっとしたビルに見えてしまうので、うっかりすると通り過ぎてしまいます。
目黄不動01.jpg
最初伺った時はこの写真のようにしっかりと表トビラが閉ざされていたので、予め連絡しないと中に入れないのか、と思い、その時はさっさと移動してしまいました。
先日紹介した「思いついて都電完乗」の時に終点三ノ輪橋に着いた後に再度訪れてみると、今度はちゃんと扉が開いていて、本来の目黄不動様がしっかり確認できました。
目黄不動02.jpg
目白ともそれほど変りないくらいのささやかなお不動様でしたが、永久寺全体のバランスで見るとそこそこの存在感がありました。

さて、もう一つの目黄不動に移動ですが、ここからだと地下鉄日比谷線で秋葉原駅まで行き、そこから総武線各駅停車で平井まで行くことになります。
目的の最勝寺は平井駅から結構距離があるので、歩くのは多少覚悟が必要です。荒川に沿って住宅街や町工場等昔ながらの街並みを南下して行くと、比較的大きな寺社に辿り着きます。
目黄不動11.jpg
入ると結構構えの大きな寺社であり、江戸五色不動尊の中では目黒に次ぐぐらい威厳のあるような寺社でした。
目黄不動12.jpg
お参りをして門を出ると、その門に飾られた像の目が黄(又は金)であり、「なるほど」とその時は思ってしまいました。ただ一説によると「目」というのは「碁盤の目」という意味の目であるとも言われているので、この像の「目」は「後付け」かもしれません。
目黄不動13.jpg
そしてそこから目青不動尊に移動、距離的には最長かもしれませんが、ルートは比較的簡単です。
平井駅から錦糸町に出て、そこから地下鉄半蔵門線で東急田園都市線に乗り入れ一気に三軒茶屋まで行けてしまいます。
入り口は前回ご紹介したので、今回の写真は不動様のお堂をご紹介します。
目青不動02.jpg
ここは「最勝寺数学院」という平井の目黄不動と同名のお寺になりますが、この不動尊が一番移動が多かったようです。そもそもは江戸城内にあったものが麹町に、さらに赤坂、青山と転々としやっと今の三軒茶屋に落ち着いたようです。目黒不動尊にもあった比較的大き目な赤い提灯がしっかりと備わっていました。
目青不動03.jpg

これで残すは最も有名な目黒のみとなります。やはり私にとって地元なので別途ゆっくり紹介いたします。
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五色不動尊:目赤(本駒込)、目白(学習院下) [旅行記]

先日の目青不動尊のお話をしたので、早速その他の五色不動尊を紹介していきたいと思います。
この五色不動というのは「江戸城鎮護のために不動明王像を造立し、王城鎮護の四神にならい江戸城の四方に配置したのが目黒・目白・日赤・目青の四不動」と言われており、徳川家光公が「目黄」も入れて「五眼不動」としてまとめたらしいです。ただ様々な理由(廃寺、戦災等)で当初の位置から変った寺社もあり、必ずしも現在の位置的に江戸城を取り囲んでいるというような実態にはなっていないようです。

早速、今回はめでたく「紅白」!

まず目赤不動尊。
駅で言うと地下鉄南北線の本駒込が至近です。
大通りに面した南谷寺というお寺にその目赤不動尊はまつられています。
目赤不動01.jpg
標識も赤字で書かれています。こじんまりとしてはいますが、大通りを入ってすぐなのに気分的にも閑静な雰囲気になれます。
目赤不動02.jpg
どうもそもそもは伊賀の赤目山にちなんだ寺社だったのが徳川家光公に「目黒」「目白」にならって「目赤」にせよ、との沙汰で目赤不動尊となったと言われています。

さて、次は目白に行きます。駅は確かに目白から行く事が出来ますが、一番の至近の駅は以前ご紹介した「都電荒川線」の「学習院下駅」になります。
住宅街の中にある「金乗院」というお寺の中にまつられていますが、多少入り組んでいるので探すのに多少時間がかかるかもしれません。しかもお寺の中でも意表をつく階上の祠になっており、参道案内も階段口になっています。
目白不動01.jpg
「参道」と書かれていますが階段を上がったらいきなりお不動様の登場です。(階段が参道!!)
目白不動02.jpg
後にも先にも五色不動尊の中でこの不動尊が一番ささやかな造りで、「目黒」に対する「目白」にしては意表をつかれてしまうかもしれません。
この「目白不動尊」も最初の位置から若干動いたとされているようですが、「目赤」「目白」は江戸の北、北西側に鎮座する位置付けになっているようです。

もし1日で五色不動を回ろうという計画であれば、この「目白」をスタートにして「目赤」に行くというルートがお勧めと思います。多少大回りですが都電荒川線、JR山手線と地下鉄南北線をうまく乗り継いで行けます。(荒川線ののんびりムードがお勧め!)
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