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アマオケ奮戦記-バッティングピッチャー張りの練習指揮 [クラシック音楽(オーケストラ)]

アマチュアオーケストラでは毎週の練習に必ずしも常任指揮者、もしくはセミプロの指揮者に来て頂けない場合があります。「都合がつかない」だけでなく、まだ練習初期でとてもプロの方に指揮をして頂くレベルでない状態の時は、団員で空いている人(特に管楽器で降り番の人)に練習を進めてもらう事がしばしばあります。野球でいうと「バッティングピッチャー」のようなものですが、そうは言ってもピッチャーだからバッターが打てるストライクを投げなくては練習にならないのと同じように、「ある程度ちゃんと指揮が出来る人」にやってもらわないと、その2時間の練習時間が全く空虚な物になってしまう恐れがあり、その代行指揮者としては責任重大です。
ある時リヒャルト・シュトラウスの「死と変容」をやる事になった時の練習で代行指揮者の話が出ましたが、この曲は全てのパートでかなりの人数が必要なので空いている人がなかなかおらず、たまたま降り番だった小生に代行指揮者のお鉢が回ってきました。
はっきり言ってリヒャルト・シュトラウスの曲なんかアマチュアで指揮できるような代物ではなく、練習前にいつもより会社を早く抜けて練習場に近い喫茶店で必死にスコアを予習しなくてはならず、実際の練習でも歯抜けパートがあちこちにあり想定していた内容とも差異が大きく、かなり苦労しました。
結局2~3回練習指揮をやらせて頂きましたが、まあ練習として「あまりにもひどい」状況にはならなかったのでは、と安堵しております。逆に、この曲をそれまではそれほど評価していなかったのが、この体験を通してこの曲のファンになってしまうという副産物まで頂戴出来ました。
こんな経験が出来るのも「アマチュアならでは」のおかげですね。
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